天からの封書を開けよ

どうでもいい日常の中から捻り出して綴っていきます。

農学部授業評価を見渡す

とあるプロジェクトのため、農学部の授業評価をざっと見て必要な部分を抜き出すという作業を行った。手元には平成20年度から平成22年度までの授業評価まとめがある。これらは農学部Webサイトで公表されており、今でも平成21年度・平成22年度の授業評価まとめをダウンロードすることができる。

抜き出すべきデータはコース概要科目に関する授業評価。授業評価まとめには科目名は載っていないが受験者数と授業評価表の分析の欄をみれば簡単に絞ることができる。コース概要科目は農学部2クラスずつ受講するので受験者数はだいたい120人である。そして分析欄に「概要」「勉強への動機付け」「オムニバス」などといったキーワードが使われていればたいていコース概要科目である。抜き出して処理した結果は別に記す予定なのでここには書かないが、授業評価まとめそのものを概観して気付いたことを少しだけ。

農学部の授業評価は平成12年度後期から始まり、平成18年度から現在のスタイルらしい。処理の容易さや慣れなどから全学教育の授業評価を参考にした授業評価であるとのこと(「大学教育 第15号」(平成22年9月)農学部における全学教育と専攻教育の連節 p.31〜35 村瀬 安英)。全学教育を参考にって、ただのパクリじゃねぇかって思っちゃうけどね。

授業評価表の分析をする教員は限られている。
概観せずとも予想できることだが全科目の授業評価が集約されているわけでも分析がされているわけでもない。むしろ充分分析している教員は少ない(農学部の授業評価は教員自身が分析して改善策を記して公表)。それでも毎期書いている教員は書いているし(文体が共通しているからすぐ分かる笑)、E項目(学生による好評価=ポイントが高いほどよい)やF項目(学生による要望=ポイントが低いほどよい)を前の期と比較してコメントしている教員もいる。でもわけ分からん分析をして分析したと思っている教員もいる。100%は99%無いことは承知しているのでヤッパリと思うだけ。

受験数253人。
ハァ!?学生253人?なんだこの受験者数は!平成21年度後期に現れたこの科目。正体は十中八九、アグリフードシステムと農学(低年次専攻教育科目で1年生対象、選択必修)だと思う。教員は分析欄にて、受験者数が多くてこの講義は需要があるのだ!と喜んでいた。箱崎理系一の収容人数を誇る(406人ダヨ)の旧工学部本館大講義室を使っているものの、狭く感じただろうな。ちなみに農学部は1学年あたり定員228人だけど、この年の1年生は243人。10人多いだけか。(六本松地区本館特1番教室を思い出すネ。320人収容だっけ?あ、箱崎文系の文系大講義室は500人か)

授業評価は講義を変える力を持っている。
平成21年度前期のある科目は学生からの授業評価を受け、授業内容を刷新すべくワーキンググループを立ち上げ、一通りの解決策を得ている。学生は評価しても改善されないとか自分には返ってこないとか思っているだろうが、授業評価を活かしている科目もちゃんと存在する。それでも自分には直接返ってこないけどね。その他、実際に改善したかは分からないが改善案を記している教員もいる。悩んでいる教員もいる。反省している教員もいる。「あせらず丁寧に板書することを自分に言い聞かせて講義に臨む」なんて書いている教員もいる。授業評価は無駄ではない。

さてさて、授業評価について考えるのはゴールでは無い。これを参考に、コース概要科目について考えを巡らそう。

http://d.hatena.ne.jp/nakazonoharuki/20110110/1294649729
http://d.hatena.ne.jp/nakazonoharuki/20100730/1280480659

広告を非表示にする